Apple Extended Keyboard II
旧Macintosh用のキーボード。メキシコ製
はっきり覚えてないのだが、Macintosh II Ciと一緒に貰ったものだと思う
コンピュータ本体は譲渡してしまったが、キーボードは捨てられずに残してあった
昔のキーボードは金がかかっているし、その分心地よく打てるから好きだ
ただ、ADBなんていう規格は無くなって久しいので使いみちはないのだ
USBに変換するアダプターがあることはあるんだが、高価だし
よいところ
・キーひとつにALPSのスイッチが1個使われている贅沢な作り
・古くはなったが心地よい打ちやすさ
・ファンクションキーもあるのでWindowsでも問題ない、はずだ
わるいところ
・でかい
・樹脂が変色しちゃってる
・ADB
ABS樹脂の脱色
本体ケースとスペースキーが変色している。
こればっかりはしょうがないな、と思っていたのだが、たまたまインターネットで有益な情報を発見
古いプラスチックの黄変を戻すRetr0brite 実践
-- 漂白方法 --
キーボードを分解して変色したプラスチック部分だけにする
日なたに置いて、直射日光にあてる
酸素系漂白剤(今回はライオン製ブライトWを使用、なんでもいい)を霧吹きで吹きつける
数時間放置、その間向きを変えてまんべんなく直射日光があたるようにする
乾燥したらまた吹きつける
頃合いを見て水洗い、乾燥、組立
ボディーはまずまずの色に戻った
スペースキーはもうちょっとやっとくべきだったかな?
ADB-USB変換アダプターの製作
さて、いまさらADBで使用可能なコンピューターもないことですし、USBへ変換することとします。
これについても先人たちの知恵をまるっと拝借
Da Vinci32U(ATmega32u4)を用いたADB-USB変換器の製作
要するに、ADBの信号を、マイコンでもってUSBの信号に変換してやる、ということ。
ソフトウェア次第でPC-9801のキーボードだろうと、X68000のキーボードだろうとUSBに変換可能らしい。
--- 使用材料 ---
Da Vinci 32U - マイコンボード、通販で購入
ADBコネクタとケーブル(S端子でも可) - 今回はADBマウスよりひっぺがした
1kΩの抵抗 - 今回はそのへんに転がってたテクニクスのチューナーよりひっぺがした
--- ソフトウェア ---
FLIP - マイコンへプログラムを転送するソフト
先人の知恵が詰まったソース
WinAVR - コンパイラ
ハンダ付けは、ケーブルの3本の線と抵抗1個を基盤につけるだけ、終了
あとは、ダウンロードしたファイルをインストールして、コンパイルして、転送して、おしまい
一番大変だったのは、ソースファイル「tmk_keyboard-master.zip」を探すことだった
これでWindowsでも使用可能なUSBキーボードとなった
現在Apple Extended Keyboard II で入力中だが、やっぱりいいキーボードだなぁ
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